ECC Club第4期 活動レポート

ECC Club第4期 活動レポート

ECC Club第4期には、22社の企業のみなさまにご参加いただきました。
今期は「インプットの強化」と「分科会での実践知づくり」をテーマに、前半と後半で役割を分けたプログラムを実施しました。

前半(〜8月):インプットセッション
前半では、仕事と介護の両立をめぐる最新情報や、企業としてどのように支援していくべきかといった基礎知識を学ぶ時間を設けました。
参加者からは「理解が深まった」「自社での取り組みを考える土台となった」との声が多く、後半の分科会の議論につながる重要な基礎づくりの時間となりました。

■後半(9〜11月):分科会活動
後半は、8つの分科会に分かれて約2か月間、より実務に近いテーマで議論を進めました。
各社で抱えるリアルな課題を持ち寄りながら、他社の事例や悩みも共有し、持ち帰ってすぐ活かせるようなアイデアづくりに取り組みました。中でも、28本のロールストーリー(両立当事者の体験談)を集めて整理した取り組みは、今期の大きな成果となりました。

当事者の声は自社だけでは集めにくく、
「多様なケースを知って自社の施策を考えるヒントになった」
「従業員の“自分ごと化”につながった」
など、多くの反響がありました。

■ビジネスケアラーカンファレンス2025
2025年11月7日(金)に開催した「ビジネスケアラーカンファレンス2025」には、会場とオンライン合わせて320名が参加し、昨年を上回る規模となりました。
参加者からは、「他社事例が参考になった」「実務に活かせる内容が多かった」といった高い評価が寄せられ、満足度は96%と高評価を得ました。

発表では各分科会の成果をもとに、学びや提言、企業事例が紹介され、参加者からは
「他社の取り組みが非常に参考になった」
「ロールストーリーが理解を深める材料になった」
「課題への取り組みのきっかけが得られた」
などの声が寄せられました。

また、分科会の成果発表やロールストーリー紹介も好評で、「自社でも取り入れたい」「理解が深まった」という感想が目立ちました。
懇親会でも活発な交流が生まれ、企業同士のつながりが広がった貴重な場となりました。

■各分科会からの感想・振り返り
参加企業のみなさまからは、次のような振り返りが寄せられました。

・インプットが充実しており、議論につなげやすかった
・他社の実践例をリアルに知ることができた
・自社の施策を見つめ直す良い機会になった?
・ロールストーリーがとても役立った
・短期間でも成果につながる議論ができた
・対面やハイブリッド形式も取り入れてみたい
・他社事例の共有をさらに深めたい
・グループ企業横断のテーマも広げたい

多くの学びと同時に、来期へ向けた前向きな意見をいただいています。

■運営委員から 来期(第5期)に向けて
運営委員からは来期に向け、特にインプットと分科会のバランスを見直し、テーマをより明確にすることで、各企業が自社に合った深い議論を進められるよう改善していく方針をお伝えしました。
第1〜4期で蓄積された知見を整理し、ECC Clubとしての成果を体系化する作業も進めていき、企業横断の調査や、行政・研究機関との連携も視野に入れながら、両立支援を社会全体で広げていくための基盤づくりを進めていく方針です。

■ ビジネスケアラーカンファレンス2025動画視聴のご案内
第4期の締めくくりとして開催した「ビジネスケアラーカンファレンス2025」の様子を現在ご覧いただけます。

▼ コチラからお申込みください
https://www2.lcat.jp/ecc2025_part1

■おわりに
第4期は、インプットから分科会、カンファレンス、総括会まで、多くの学びと実践が生まれた豊かな期間となりました。企業の枠を超えて学び合い、同じ課題に向き合う仲間が増えたことは、大きな財産です。
ECC Clubでは、これからも企業同士が力を合わせながら、仕事と介護の両立支援をより良いものにするための活動を続けてまいります。

第5期への参加をご検討の企業さまは、下記よりお気軽にお問い合わせください。

▼ ECC Clubへのお問い合わせ
https://www2.lyxis.com/ecc/contact